Windowsの仮想デスクトップの使い方|作成・切り替え・移動の手順

Windowsの仮想デスクトップの使い方

Windows の仮想デスクトップは、作業ごとに画面を丸ごと分けて使う機能です。Windows+Ctrl+D で新しく作り、Windows+Ctrl+左右の矢印で切り替えます。ウィンドウはタスク ビューから別のデスクトップへ移せます。

この記事でわかること

  • 仮想デスクトップの作り方・切り替え方・閉じ方
  • ウィンドウを別のデスクトップへ移す手順
  • ウィンドウが「消えた」ように見えるときの設定

参考にした公式情報: Microsoft サポート「Windows で複数のデスクトップを構成する」/「Windows のキーボード ショートカット」(2026年10月閲覧)

目次

仮想デスクトップでできること

仮想デスクトップとは、1台のモニターの中にデスクトップを何枚も作り、作業ごとにウィンドウを置き分ける機能です。Windows 10 と 11 のどちらにも入っていて、追加のソフトは要りません。

たとえば「メールとチャット」「資料づくり」「調べもの」でデスクトップを分けておくと、切り替えた先には、その作業のウィンドウだけが並びます。ウィンドウの数が多くなりがちな人ほど、探す手間が減ります。

作業の分け方の例
デスクトップ置くものねらい
1つ目メール・チャット・予定表連絡を1か所で見る
2つ目作っている資料と、その元データ作業中の画面を散らかさない
3つ目ブラウザーの調べもの資料の画面に検索結果を混ぜない

2台目のモニターを買い足すのとは違い、画面の広さは増えません。広さが足りないときは画面の分割、置き場所を分けたいときは仮想デスクトップ、と使い分けると迷いません。

仮想デスクトップは「作業ごとの置き場所」を分ける

  • 1台のモニター
    • デスクトップ1メール・チャット
    • デスクトップ2資料と元データ
    • デスクトップ3ブラウザーの調べもの

図:仮想デスクトップは画面の広さを増やすのではなく、1台のモニターの中に作業ごとの置き場所を何枚も作り、切り替えて使う機能

作る・切り替える・閉じるショートカット

基本の操作は、下の表のキーで足ります。どれも Windows 10 と 11 で同じように使えます。

キーできること
Windows+Ctrl+D新しいデスクトップを作り、そこへ移る
Windows+Ctrl+→右隣のデスクトップへ切り替える
Windows+Ctrl+←左隣のデスクトップへ切り替える
Windows+Ctrl+F4今のデスクトップを閉じる
Windows+Tabタスク ビューを開き、デスクトップとウィンドウの一覧を見る

ノートパソコンのタッチパッドなら、4本の指で左右にスワイプしても切り替わります(対応したタッチパッドの場合)。

マウスで作るときは、タスクバーの「タスク ビュー」のボタンを選び、「新しいデスクトップ」を押します。ボタンが見当たらないときは、Windows+Tab で同じ画面を開けます。

閉じても、中のウィンドウは閉じない

デスクトップを閉じると、そこに置いていたウィンドウは閉じられずに隣のデスクトップへ移ります。作業中のファイルが消えることはないので、気軽に作って閉じてかまいません。

ウィンドウを別のデスクトップへ移す

ウィンドウの置き場所は、タスク ビューで動かします。

  1. Windows+Tab でタスク ビューを開く
  2. 移したいウィンドウを右クリックし、「移動先」から行き先のデスクトップを選ぶ
  3. またはウィンドウを、画面の下(Windows 10 は上)に並んだデスクトップの絵へドラッグする

チャットや音楽のアプリのように、どのデスクトップでも見えていてほしいものがあります。その場合は、同じ右クリックのメニューで「このウィンドウをすべてのデスクトップに表示する」を選んでください。アプリのウィンドウ全部をそうしたいときは、「このアプリのウィンドウをすべてのデスクトップに表示する」を選びます。

仮想デスクトップの基本の流れ

  • 作業ごとに画面を分けたい
  • 1Windows+Ctrl+D で作る作るとそのまま移る
  • 2Windows+Tab で置き分ける右クリック→移動先
  • 3Windows+Ctrl+← / → で行き来4本指のスワイプでも
  • 4Windows+Ctrl+F4 で閉じる中のウィンドウは隣へ移る

名前と背景を変えておくと、今どこにいるかが分かりやすい

図:仮想デスクトップは、Windows+Ctrl+D で作り、タスク ビューでウィンドウを置き分け、Windows+Ctrl+矢印で行き来し、不要になったら Windows+Ctrl+F4 で閉じる

名前と背景を変えて見分ける

デスクトップが3枚を超えると、今どこにいるのか分からなくなりがちです。名前と背景を変えておくと迷いません。

変えるもの手順注意
名前タスク ビューでデスクトップの名前の部分を選び、入力し直す(右クリック→「名前の変更」でも可)Windows 10 は版によって名前を変えられない
背景タスク ビューでデスクトップを右クリック→「背景の選択」→ 画像を選ぶデスクトップごとに変えられるのは画像だけ

Microsoft の案内によると、デスクトップごとに違う単色やスライドショーにすることはできません。色で見分けたいときは、単色の画像を用意して背景に選ぶ方法があります。

ウィンドウが「消えた」ように見えるとき

仮想デスクトップを使い始めると、「さっき開いたウィンドウが見当たらない」ということが起こります。多くは、別のデスクトップに置いたまま切り替えただけです。

どこにあるか分からないときは、Windows+Tab でタスク ビューを開きます。下のデスクトップの絵にマウスを乗せれば、そのデスクトップのウィンドウが見えるはずです。

タスクバーと Alt+Tab に出す範囲を決める

ほかのデスクトップのウィンドウを、タスクバーや Alt+Tab に出すかどうかは設定で選べます。場所は「設定」→「システム」→「マルチタスク」の「デスクトップ」です。

項目選べる範囲向いている使い方
タスクバーに表示するウィンドウ使用しているデスクトップのみ/すべてのデスクトップ作業を分けたいなら「使用しているデスクトップのみ」
Alt+Tab で表示するウィンドウ使用しているデスクトップのみ/すべてのデスクトップウィンドウを見失いやすいなら「すべてのデスクトップ」

「すべてのデスクトップ」にすると、タスクバーや Alt+Tab から別のデスクトップのウィンドウを選んだとき、そのデスクトップへ自動で切り替わります。

よくある質問

Q1. 仮想デスクトップは何枚まで作れますか?

Microsoft の案内に上限の数は書かれていません。ただ、枚数が増えるほど、どこに何を置いたか覚えにくくなります。3〜4枚に収めて、名前を付けて使うほうが迷いにくいでしょう。

Q2. パソコンを再起動すると、デスクトップはどうなりますか?

Windows 11 では、作ったデスクトップの枚数・名前・背景は再起動の後も残ります。ただし、開いていたアプリは閉じられるので、使うときにもう一度開いて置き直してください。

Q3. 2台のモニターで使うと、どうなりますか?

デスクトップを切り替えると、2台のモニターの表示がまとめて切り替わります。モニターごとに別々のデスクトップを出すことはできません。

Q4. 会議の画面共有で、ほかのウィンドウを見せたくありません。

共有の前に、見せたくないウィンドウを別のデスクトップへ移しておくと安心です。共有するのは会議用のデスクトップに置いた資料だけにし、会議中はそのデスクトップから切り替えないようにします。共有するアプリで「ウィンドウ単位の共有」を選べるなら、そちらも合わせて使ってください。

Q5. 仮想デスクトップを全部やめたいです。

Windows+Ctrl+F4 を、デスクトップが1枚になるまで押してください。中のウィンドウは閉じられずに、残ったデスクトップへ集まるので安心してください。

まとめ

仮想デスクトップの要点

  • 作るのは Windows+Ctrl+D、行き来は Windows+Ctrl+← / →
  • ウィンドウは Windows+Tab のタスク ビューで「移動先」を選んで移す
  • 閉じても中のウィンドウは隣のデスクトップへ移る
  • 見失うなら、マルチタスクの「デスクトップ」でタスクバーと Alt+Tab の表示を「すべて」にする

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※設定画面の名称や項目の場所は、お使いのWindowsの版や更新の状況により異なる場合があります。本記事はデスクトップ版Windows(10・11)での操作を前提に、2026年10月時点のMicrosoftの公開情報をもとに整理しています。会社や学校で管理されているパソコンは、管理者の指示に従ってください。

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この記事を書いた人

はじめまして、瀬川です。メーカーの情報システム部門で12年、社員から届く「パソコンが動かない」の一次対応をしてきました。プリンターがつながらない、USBを挿しても反応しない、音が出ない。窓口に来る相談は、だいたい同じ形で繰り返します。覚えたのは、直し方より先に確認する順番でした。同じ「動かない」でも、電源・接続・設定・ソフトのどこが原因かで手順が変わります。このサイトは、そのときのメモを症状ごとに並べ直したものです。手元で試した手順だけを載せ、データが消えるおそれのある操作は先に書くようにしています。

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