0xc000000e は、起動の設定が「存在しない装置」を指しているときに出るコードです。外付け機器を外す→起動順を確かめる→回復環境でスタートアップ修復→起動ファイルの作り直しの順に進めると、データに触れずに済む手順から試せます。
- 電源を入れると青い画面に「回復」「PCを修復する必要があります」と出る
- 画面に0xc000000eと、winload.exe や winload.efi の名前が表示される
- USBメモリや外付けドライブをつないだまま起動した、または更新の直後から起動しない
参考にした公式情報: Microsoft Learn「Windows の起動に関する問題のトラブルシューティング」/Microsoft サポート「Windows 回復環境」(2026年9月閲覧)
0xc000000e が起きている場所
0xc000000e とは、Windows を読み込む前の段階で、起動の設定が指している装置が見つからなかったときに出るエラーコードです。Microsoft のエラー定義では、この番号は「存在しない装置が指定された」(STATUS_NO_SUCH_DEVICE)という意味です。
Microsoft の技術資料には、起動の設定(BCD)に存在しない装置が指定されていると、この番号とともに winload.exe の読み込みに失敗する例が載っています。Windows の中身が壊れたと決めつける前に、「起動の設定が指す先」を順に確かめるのが近道です。
| 考えられる原因 | 確かめ方 | データへの影響 |
|---|---|---|
| USBメモリ・外付けドライブが先に読まれている | 外して起動し直す | なし |
| 起動順(UEFI の設定)がずれている | UEFI の設定で起動順を見る | なし |
| 起動の設定(BCD)が壊れた・ずれた | スタートアップ修復・起動ファイルの作り直し | 通常はなし |
| 内蔵のドライブ(SSD・HDD)が認識されない | UEFI の設定に表示されるか見る | 故障ならデータ優先 |
0xc000000e は「起動の設定が指す先」を順に疑う
- 0xc000000e=存在しない装置が指定された
- 外付け機器が先に読まれている外して起動し直す
- 起動順がずれているUEFI の設定で先頭を見る
- 起動の設定(BCD)の不具合スタートアップ修復・作り直し
- 内蔵ドライブが見えないデータを守ることを優先
図:0xc000000e は起動の設定が存在しない装置を指しているという意味で、外付け機器・起動順・起動の設定・内蔵ドライブの順に疑うと、データに触れない手順から試せる
作業の前に用意するもの
回復環境での作業に入る前に、次の2つを確かめておきます。後からだと、画面が止まった状態で探すことになるでしょう。
暗号化(BitLocker・デバイスの暗号化)が有効なパソコンでは、回復環境の一部のツールを使うときに BitLocker 回復キーを求められます。Microsoft の案内によると、キーは48桁の数字です。
- 別のパソコンやスマホで aka.ms/myrecoverykey を開き、同じ Microsoft アカウントでサインインして探す
- 設定したときに印刷した紙や、USBメモリのテキストファイルを探す
- 会社や学校のパソコンなら、管理者に問い合わせる
⚠️ 同じ案内には、Microsoft のサポートは失くした回復キーを取り出すことも作り直すこともできないと書かれています。キーが見つからない場合、最終的には初期化が必要になり、ファイルが消えます。キーを探すのは作業の前です。
回復環境が自動で立ち上がらない場合に備えて、Windows の回復ドライブかインストール メディア(USB)があると先へ進めます。別のパソコンで作れるので、手元になければ用意しておいてください。
まず確認するのはここです(データに触れない手順)
USBメモリ、外付けドライブ、SDカード、ドック(拡張の台)などを外し、電源を入れ直します。Microsoft の起動の資料でも、最初の確認は外部の周辺機器を外すことです。
起動の順番で外付けの機器が先に読まれると、そこに Windows が無いため起動に失敗することがあります。外して起動できたら、原因はそこです。
UEFI(パソコン本体の設定画面)で、起動順の先頭が「Windows Boot Manager」または内蔵のドライブになっているかを確かめます。電源を入れた直後に、メーカーごとに決まったキーを押してください。回復環境の「UEFI ファームウェアの設定」からも入れます。
あわせて、内蔵の SSD や HDD が一覧に表示されているかを見てください。表示されない場合は、ドライブそのものが認識されていません。そのときは設定を触るより、データを守ることを先に考えます(後の「それでも起動しないとき」を参照)。
⚠️ UEFI の設定では、起動順を見るだけにとどめ、ほかの項目は変えないでください。起動順を変えるときも、先に回復キーを手元に用意しておくと安心です。
回復環境で直す
Windows が起動しない状態から回復環境へ入る方法は、Microsoft の案内では次のとおりで、Windows 11 と 10 で変わりません。
| 方法 | やり方 |
|---|---|
| 自動で入る | 何度か起動に失敗すると、回復環境が自動で立ち上がる |
| 強制終了を2回 | 起動中に電源ボタンを長押しして切る操作を2回行うと、3回目の起動で回復環境に入る |
| 回復ドライブ・インストール メディア | USB から起動し、回復のメニューを選ぶ |
⚠️ 強制終了は、書き込み中のデータを壊すおそれがある操作です。上の手順1・2を済ませてから、この方法を使ってください。
回復環境の画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選びます。Microsoft の資料によると、起動を妨げる一般的な問題を自動で診断して直す機能です。終わったら電源を切り、Windows が起動するか確かめてください。
更新を入れた直後から出るようになった場合は、「詳細オプション」の「更新プログラムのアンインストール」で、最近入れた更新だけを取り除けます。
「詳細オプション」→「コマンド プロンプト」を開いて、起動に使うファイルと設定を作り直してください。Windows 11・10 の多くのパソコンは UEFI で起動するので、Microsoft の BCDBoot の資料にある手順を使います。
⚠️ 回復環境では、Windows の入ったドライブが C: とは限りません。先にドライブ文字を確かめます。
diskpartと入力し、続けてlist volで一覧を出す- 容量が大きく、Windows の入っているボリュームの文字を控える(例: D)
exitで diskpart を閉じるbcdboot D:\Windowsを実行する(D は2で控えた文字に置き換える)- 画面を閉じて再起動する
⚠️ Microsoft の資料には、同じ流れの中で「システム パーティションのフォーマット」が任意の手順として載っています。フォーマットは中身を消す操作なので、家庭のパソコンでは行わないでください。上の手順だけで、起動用のファイルは作り直されるためです。
Microsoft の起動の資料には、起動の設定の誤りを直す別の手順として bootrec も載っています。まず bootrec /scanos で Windows を探し、再起動して確かめてください。直らない場合は、設定を退避させてから作り直します。
bcdedit /export c:\bcdbackupattrib c:\boot\bcd -r -s -hren c:\boot\bcd bcd.oldbootrec /rebuildbcd
この一連の手順は、資料では「c:」を前提に書かれています。回復環境でドライブ文字がずれている場合は、そのまま打っても対象が見つかりません。手順5の方法でドライブ文字を確かめたうえで使ってください。
0xc000000e で起動しないときの順番
- 「回復」「PCを修復する必要があります」と出た
- 0BitLocker 回復キーを用意48桁・aka.ms/myrecoverykey
- 1外付け機器をすべて外すデータへの影響なし
- 2UEFI で起動順と内蔵ドライブを見る見るだけにとどめる
- 3回復環境でスタートアップ修復更新直後なら更新のアンインストール
- 4起動ファイルを作り直すドライブ文字を確かめて bcdboot
フォーマットと初期化は、バックアップを確かめてからの最後の手段
図:0xc000000e で起動しないときは、回復キーを用意してから、外付け機器・起動順・スタートアップ修復・起動ファイルの作り直しの順に進める
それでも起動しないとき
ここまでで起動しない場合は、直すことよりデータを守ることを先に考えてください。UEFI の画面に内蔵のドライブが表示されない、作業中に異音や極端な遅さがある場合は、ドライブの故障も考えられるでしょう。
| 状況 | 先にやること |
|---|---|
| 内蔵ドライブが UEFI に表示されない | 電源を入れ直す回数を減らし、メーカーや修理の窓口に相談する |
| 回復キーが見つからない | 初期化するとファイルが消えるため、キーを探し切ってから判断する |
| 大事なファイルのバックアップが無い | 初期化(この PC をリセット)はしない |
回復環境の「この PC をリセット」には、個人用ファイルを残す選択肢と削除する選択肢があります。どちらを選んでも、パソコンは出荷時の設定に戻ります。最後の手段として、バックアップの有無を確かめてから選んでください。
よくある質問
Q1. 0xc000000e が出ると、ファイルは消えてしまいますか?
この番号自体は、起動の設定が指す先が見つからないという意味で、ファイルが消えたことを示すものではありません。外付け機器を外す、起動順を見る、スタートアップ修復と、ファイルに触れない手順から進めてください。
Q2. 起動するときに、たまにだけ 0xc000000e が出ます。
毎回ではなく時々出る場合は、外付け機器のつなぎ方や起動順で読みに行く先が変わっていることを疑います。手順1・2を見直し、それでも続くなら、内蔵ドライブの接続や状態をメーカーに相談してください。
Q3. 回復環境に入れません。
強制終了を2回行って3回目の起動で入る方法を試します。それでも入れない場合は、別のパソコンで回復ドライブかインストール メディアを作り、USB から起動して回復のメニューを選んでください。
Q4. BitLocker 回復キーを聞かれましたが、分かりません。
別のパソコンやスマホで aka.ms/myrecoverykey を開き、そのパソコンで使っていた Microsoft アカウントでサインインして探します。印刷した紙や USB メモリ、会社のパソコンなら管理者も確かめてください。Microsoft のサポートでは再発行できません。
Q5. Windows 10 と 11 で手順は違いますか?
回復環境の画面と、スタートアップ修復・コマンド プロンプトの手順は同じです。違うのは Windows が起動できるときの入り口で、回復環境を開く設定は Windows 11 が「システム」→「回復」、Windows 10 が「更新とセキュリティ」→「回復」にあります。
まとめ
0xc000000e の要点
- 意味は「起動の設定が存在しない装置を指している」
- 最初は外付け機器を外す→UEFI の起動順と内蔵ドライブを見る
- 作業の前にBitLocker 回復キー(48桁)を用意する
- 回復環境でスタートアップ修復→更新のアンインストール→bcdbootの順
- 回復環境ではドライブ文字が C: とは限らない。フォーマットはしない
※設定画面の名称や項目の場所は、お使いのWindowsの版やパソコンのメーカーにより異なる場合があります。本記事はデスクトップ版Windows(10・11)での操作を前提に、2026年9月時点のMicrosoftの公開情報をもとに整理しています。起動の修復は、大事なデータを退避できる状態で行ってください。会社や学校で管理されているパソコンは、管理者の指示に従ってください。

