0x800f081f は、Windows の部品を直したり追加したりするときに「元になるファイルが見つからない」と出るコードです。出る場面は主に、更新・.NET Framework 3.5 の追加・DISM による修復です。元のファイルを取りに行く先を決め直すと、先へ進めます。
- 更新プログラムが「インストール エラー – 0x800f081f」で入らない
- 古いアプリを開こうとして出た.NET Framework 3.5 の追加が失敗する
DISM /RestoreHealthを実行すると、ソース ファイルが見つからないと止まる
参考にした公式情報: Microsoft Learn「Windows Update の一般的なエラー」/「.NET Framework 3.5 インストール時のエラー」/「Windows イメージの修復」(2026年9月閲覧)
0x800f081f が意味すること
0x800f081f とは、Windows の部品を直したり追加したりする処理が、元になるファイル(ソース)を見つけられなかったときに出るエラーコードです。Microsoft の技術資料では「パッケージまたはファイルのソースが見つかりません」(CBS_E_SOURCE_MISSING)と説明されています。
大事なのは、何の「元」が足りないかが場面で違う点です。更新なら Windows の部品の置き場(コンポーネント ストア)を直すためのファイル、.NET Framework 3.5 なら本体そのものが足りません。先に、どの場面で出たかを決めてください。
| 出た場面 | 足りないもの | 取りに行く先 |
|---|---|---|
| Windows Update の更新 | 部品の置き場を直すファイル | Windows Update(DISM で取得) |
| .NET Framework 3.5 の追加 | .NET 3.5 の本体 | Windows Update、または同じ版の ISO |
| DISM の修復そのもの | 修復用のファイル | 同じ版の ISO の install.wim |
0x800f081f は「何の元が足りないか」が場面で違う
- 足りないもの
- 部品の置き場を直すファイル
- 取りに行く先
- Windows Update
- 使う手順
- DISM → sfc
- 足りないもの
- .NET 3.5 の本体
- 取りに行く先
- Windows Update か ISO の sxs フォルダー
- 使う手順
- Windows の機能 / Dism /enable-feature
- 足りないもの
- 修復用のファイル
- 取りに行く先
- 同じ版の ISO の install.wim
- 使う手順
- /Source:wim: と /LimitAccess
図:0x800f081f は元になるファイルが見つからないという意味で、更新・.NET Framework 3.5・DISM のどこで出たかによって、取りに行く先と使う手順が変わる
更新プログラムで出たときの順番
Microsoft の資料は、更新で 0x800f081f が出る原因を「コンポーネント ストアの破損」としています。対処の中心は DISM と sfc による修復で、その前に影響の小さい確認を挟みます。1つ終えるごとに再起動して、更新をもう一度試してください。
電源メニューから「再起動」を選びます。更新の途中で止まっていた処理が片づき、次の回で入ることがあります。
場所は Windows 11 と 10 で違います(Microsoft サポートの案内)。
| Windows 11 | Windows 10 | |
|---|---|---|
| 開き方 | 設定 → システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティング ツール | 設定 → 更新とセキュリティ → トラブルシューティング → 追加のトラブルシューティング ツール |
| 選ぶ項目 | Windows Update の「実行する」 | Windows Update →「トラブルシューティング ツールの実行」 |
スタートで「cmd」と入力し、「コマンド プロンプト」を「管理者として実行」で開きます。次の2つを順に実行し、終わったら再起動してください。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthsfc /scannow
DISM は既定で Windows Update から修復用のファイルを取ってきます。インターネットにつないだまま実行し、途中で画面を閉じないでください。
ここで DISM 自体が 0x800f081f や「ソース ファイルが見つかりませんでした」で止まることがあります。その場合は、下の「DISM で出たとき」へ進んでください。
特定の更新だけが失敗し続けるなら、更新の番号(KB番号)を控えて、Microsoft の配布ページから直接入れる方法もあります。Microsoft 自身が「上級ユーザーと管理者向け」としている手順です。
Windows Update カタログの使い方は、KB番号で検索し、お使いの Windows の版と種類に合うものをダウンロードして、ファイルをダブルクリックする流れです。版の違うものを選ぶと入らないので、次の節の方法で版を確かめてから選んでください。
.NET Framework 3.5 の追加で出たとき
古いアプリを開くと、.NET Framework 3.5 を追加するよう求める画面が出ることがあります。ここで失敗するときは、.NET 3.5 の本体を取りに行けていない状態です。
Microsoft の案内によると、.NET Framework 3.5 は必要になったときに Windows Update から取ってくる仕組みで、追加にはインターネット接続が要ります。まず確認するのはここです。
- インターネットにつながっているか確かめる
- スタートで「Windows の機能」と検索し、「Windows の機能の有効化または無効化」から .NET Framework 3.5 の項目にチェックを入れて OK を押す
- 終わったら再起動する
Microsoft の資料には、Windows 11 バージョン 26H1(ビルド 28000)以降では、.NET Framework 3.5 を Windows の機能として入れられず、単体のインストーラーだけで提供されると書かれています。上の手順で項目が見当たらない場合は、Microsoft の .NET Framework 3.5 の案内から、お使いの版に合うインストーラーを選んでください。
また同じ資料は、.NET Framework 3.5 を入れる前に、新しい .NET で動く版のアプリがないか先に探すよう勧めています。アプリの提供元に新しい版があれば、そちらに替えるほうが手間は少ないでしょう。
インターネット経由で失敗するなら、Windows のインストール用 ISO ファイルを元のファイルとして使えます。ISO をダブルクリックすると、ドライブとして開きます(例として D: とします)。管理者のコマンド プロンプトで、次を1行で実行します。
Dism /online /enable-feature /featurename:NetFx3 /All /Source:D:\sources\sxs /LimitAccess
「D:」の部分は、ISO を開いたときのドライブ文字に置き換えてください。最後の /LimitAccess は、Windows Update を見に行かず、指定した場所だけを使う指示です。
⚠️ Microsoft は、元のファイルとしてお使いの Windows と同じバージョンの ISOを使うよう求めています。別のバージョンのファイルを使うと、更新できない状態になることがある、というのが理由です。
会社で更新の配信を管理しているパソコン(WSUS を使う環境)では、.NET 3.5 の追加が 0x800F0906・0x800F0907・0x800F081F のどれかで止まることがあります。グループポリシーの設定で Windows Update からのダウンロードが止められていると、利用者の側では直せません。番号を控えて、社内の管理者に相談してください。
DISM で出たとき(修復元を指定する)
DISM の修復が 0x800f081f で止まるのは、修復用のファイルを Windows Update から取れなかったときです。この場合は、ISO の中の Windows イメージ(install.wim)を修復元として指定します。
Windows 11・10 とも「設定」→「システム」→「バージョン情報」で、エディション(Home・Pro など)とバージョン、OS ビルドが見られます。ISO は、このバージョンと言語(日本語)が同じものを用意してください。
ISO を開いたドライブを D: とすると、手順は次のとおりです。
Dism /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install.wimで、中に入っているエディションと番号(インデックス)の一覧を出す- お使いのエディション(例: Pro)の番号を控える
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:wim:D:\sources\install.wim:番号 /LimitAccessを実行する- 終わったら
sfc /scannowを実行し、再起動する
「番号」の部分は、2で控えた数字に置き換えます。一覧を出すコマンドの書式は、DISM のイメージ管理の資料にあります。sources フォルダーに install.wim が見当たらない場合は、この手順は使えません。次の節の方法に進んでください。
Microsoft の修復元の説明には、失敗の条件が書かれています。修復元の更新の度合いが、直したい Windows より古いと、必要なファイルが入っておらず失敗することがあります。発売時に近い古い ISO を使うと、最新の更新を当てた Windows は直せないことがある、ということです。
ISO はできるだけ新しいものを、Microsoft の配布ページから取り直してください。それでも失敗する場合は、修復元を探し続けるより、次の節の「入れ直し」に進んでください。
DISM が 0x800f081f で止まったときの進め方
- DISM /RestoreHealth が失敗した
- 1版を確かめる設定 → システム → バージョン情報
- 2同じ版・同じ言語の新しい ISO を用意古い ISO は失敗の原因になる
- 3install.wim の番号を調べるDism /Get-ImageInfo
- 4修復元を指定して DISM を再実行/Source:wim: と /LimitAccess
- 5Windows 11 は今すぐ再インストールアプリ・ファイル・設定は残る
修復元が合わないときは、探し続けるより入れ直しのほうが早い
図:DISM が 0x800f081f で止まったら、版を確かめて同じ版の新しい ISO を修復元に指定し、それでも失敗するなら Windows 11 は今すぐ再インストールへ進む
それでも直らないとき(Windows 11 と 10 で違う)
Windows 11 には、アプリ・ファイル・設定を残したまま Windows を入れ直す機能があります。「設定」→「システム」→「回復」の「Windows Update で問題を修正する」で「今すぐ再インストール」を選びます。作業中は電源とインターネットにつないだままにしてください。
Windows 10 には、この項目がありません。Windows 10 で更新の修復が進まない場合は、失敗した更新の番号・エラーの画面・試した手順を控えて、メーカーのサポートや詳しい人に相談するのが近道です。
| 控えておくもの | 使いみち |
|---|---|
| 失敗した更新の KB番号 | 特定の更新だけか、全部かが分かる |
| エディション・バージョン・OS ビルド | 修復元の ISO が合っているか確かめられる |
| DISM の結果の文言 | どの段階で止まったかが伝わる |
よくある質問
Q1. 0x800f081f が出ると、パソコンが壊れているということですか?
そうとは限りません。元のファイルを取りに行けなかったという意味で、通信の失敗や修復元の食い違いでも出ます。更新なら DISM と sfc、.NET 3.5 なら追加の方法を変える、という順で進めてください。
Q2. .NET Framework 3.5 は入れないといけませんか?
.NET 3.5 が必要なのは、それを使う古いアプリを動かすときだけです。Microsoft は、入れる前にアプリの新しい版がないかを探すよう勧めています。そのアプリを使わないなら、追加しなくても Windows の動作には影響しません。
Q3. ISO を指定したのに、また 0x800f081f が出ました。
多いのは、ISO のバージョン・エディション・言語がお使いの Windows と合っていない場合と、ISO が古い場合です。「バージョン情報」で版を確かめ、新しい ISO を取り直してください。install.wim の番号がエディションと合っているかも見直してください。
Q4. DISM の途中で進みが止まったように見えます。
DISM は、終わるまでに時間がかかることがあるコマンドです。Microsoft の資料でも、破損の点検(ScanHealth)だけで数分かかるとされています。進みの表示が動かなくても、画面を閉じたり電源を切ったりせずに待ってください。何度やっても同じところで失敗するなら、修復元を指定する手順に進みます。
Q5. Windows 10 でも同じ手順で直せますか?
DISM と sfc、.NET 3.5 の追加の手順は Windows 10 でも同じです。違うのはトラブルシューティングの場所と、「今すぐ再インストール」が無い点です。Windows 10 は2025年10月14日にサポートが終わっており、更新が届く状態かどうかも確かめてください。
まとめ
0x800f081f の要点
- 意味は「元になるファイル(ソース)が見つからない」
- 更新ならDISM →sfc、.NET 3.5 ならインターネット経由か ISO の sources\sxs
- DISM が止まるなら同じ版の ISO の install.wim を修復元に指定する
- ISO が古い・版が違うと、指定しても失敗する
- Windows 11 は「今すぐ再インストール」、26H1 以降は .NET 3.5 の入れ方が変わっている
※設定画面の名称や項目の場所は、お使いのWindowsの版や更新の状況により異なる場合があります。本記事はデスクトップ版Windows(10・11)での操作を前提に、2026年9月時点のMicrosoftの公開情報をもとに整理しています。コマンドの実行やシステムの修復は、大事なデータを退避してから行ってください。会社や学校で管理されているパソコンは、管理者の指示に従ってください。

