0x8007000d は「データが無効です」を表すコードで、更新のデータが壊れて届いたときによく出ます。Windows Update なら、壊れたデータを捨てて取り直すのが基本です。再起動→トラブルシューティング→更新の部品のリセット→修復の順に進めてください。
- 更新プログラムが0x8007000d で失敗し、何度試しても入らない
- 更新は入ったように見えたのに、再起動で元に戻ってしまう
- Windows のインストールやアップグレードの途中で 0x8007000D-0x2000C のような番号が出る
参考にした公式情報: Microsoft Learn「Windows Update の一般的なエラー」/「Windows Update をインストールした後の起動時にエラー 0x8007000D」/Microsoft サポート「Windows の更新に関する問題のトラブルシューティング」(2026年10月閲覧)
0x8007000d が伝えていること
0x8007000d とは、Windows が受け取ったデータを読もうとして、中身が正しくないと判断したときに出るエラーコードです。
後ろ4桁の「000d」は、Windows の標準のエラー番号13番(ERROR_INVALID_DATA)を指します。Microsoft のエラー番号一覧での説明は「データが無効です。」の一文だけです。先頭の「8007」は、標準の番号を包んで返したときの目印になります。
Windows Update の公式の一覧では、この番号を「無効なデータがダウンロードされたか、破損が発生した」状態と説明しています。示されている対処は「更新プログラムを再ダウンロードしてから、インストールを始める」です。つまり、直す相手はパソコンの設定ではなく、届いたデータそのものになります。
| 出た場面 | 起きていること | 最初に見る所 |
|---|---|---|
| 更新のダウンロード・インストール中 | 届いた更新のデータが壊れている | 再起動と、更新の部品のリセット |
| 入った後の再起動で元に戻る | 更新の目録やレジストリの破損 | 修復と、入れ直し |
| Windows のインストール・アップグレード中 | 使っているインストール用のデータが壊れている | インストール用のデータの取り直し |
0x8007000d は「どの段階で出たか」で直す相手が変わる
- 0x8007000d=データが無効
- 更新の途中で失敗更新のデータを取り直す
- 再起動で元に戻る修復と入れ直し
- Windows のインストール中インストール用のデータを作り直す
図:0x8007000d はデータが正しくないことだけを示す番号で、更新の途中・再起動の後・インストールの途中のどこで出たかによって、直す相手が変わる
更新が 0x8007000d で失敗するときの順番
更新のダウンロードやインストールで止まる場合は、次の順に進めます。1つ終えるごとに再起動して、更新をもう一度試してください。ここで直らなければ次に進みます。
電源メニューから選ぶのは「再起動」です。シャットダウンより、途中で止まった更新の処理が片づきやすくなります。
ダウンロードの途中で通信が切れただけなら、取り直しで通ることもあるでしょう。Wi-Fi が不安定なときは、ルーターの近くか有線で試してください。
Windows に用意された診断を使います。場所は Windows 11 と 10 で異なるので、下の表で確かめてください。
| Windows 11 | Windows 10 | |
|---|---|---|
| 開き方 | 設定 → システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティング ツール | 設定 → 更新とセキュリティ → トラブルシューティング → 追加のトラブルシューティング ツール |
| 選ぶ項目 | Windows Update の「実行する」 | Windows Update →「トラブルシューティング ツールの実行」 |
この手順が要るのは、壊れたデータが残っていると Windows が同じものを使い回そうとするからです。そこで、更新のデータの置き場(SoftwareDistribution)と、更新の署名を確かめる置き場(catroot2)を退避させ、空の状態から取り直させます。
⚠️ 入力するのは「コマンド プロンプト」を「管理者として実行」した画面です。スタートで「cmd」と入れて探してください。%windir% という書き方は、PowerShell やターミナルの既定の画面では展開されず、名前の変更が失敗します。
net stop wuauservnet stop bitsnet stop cryptSvcren %windir%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.oldren %windir%\System32\catroot2 catroot2.oldnet start cryptSvcnet start bitsnet start wuauserv
1行ずつ入力して Enter を押し、最後に再起動します。この並びは、Microsoft のWindows Update のトラブルシューティング資料に載っている手順と同じです。
フォルダーは削除せず名前を変えるだけなので、元に戻せます。以前にこの手順を試したことがあると「.old」が残っていて、4・5行目が失敗します。そのときは末尾を「.old2」などに変えてください。
自動の更新で同じ番号が続くなら、失敗した更新をMicrosoft Update カタログから入手して、手で入れる方法があります。
- 「更新の履歴」で、失敗した更新のKB番号を控える
- カタログの検索欄に KB番号を入れる
- 使っている Windows の版と種類(x64 や arm64)に合うものを選んでダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを開いてインストールし、再起動する
Windows の版は「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確かめられます。版を取り違えたファイルは入らないので、ここは表示どおりに選んでください。
管理者のコマンド プロンプトで、下の2行を順に実行します。1行目は Windows の部品の置き場(コンポーネント ストア)を、2行目はシステムファイルを点検して直すコマンドです。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthsfc /scannow
1行目は修復用のファイルを Windows Update から取ってくるので、インターネットにつないだままにしてください。どちらも終わるまで時間がかかることがあるので、画面を閉じずに待ってください。
更新が 0x8007000d で失敗したときの順番
- 更新が 0x8007000d で失敗した
- 1再起動して取り直す通信が切れただけなら通る
- 2トラブルシューティング ツールWindows 11 と 10 で場所が違う
- 3更新の部品をリセット壊れたデータを退避させる
- 4失敗した更新を手で入れるMicrosoft Update カタログから
- 5DISM と sfc で修復インターネットにつないだまま
1つ終えるごとに再起動して、更新をもう一度試す
図:更新で 0x8007000d が出たときは、再起動→トラブルシューティング→部品のリセット→手動の入手→修復の順に、影響の小さいものから試す
再起動で元に戻ってしまうとき
更新のインストールは最後まで進むのに、再起動の途中で元に戻り、0x8007000D が残る場合もあるでしょう。Microsoft の技術資料は、この症状の原因を2通りに分けて説明しています。
- 古い更新に関係するファイルやレジストリが壊れ、更新の目録(カタログ ファイル)を確かめられない
- ドライバーの版の扱いが合わず、再起動中のドライバーの更新が失敗する
同じ資料は、最も確実な解決は Windows の入れ直し(インプレース アップグレード)としています。家庭のパソコンでは、上の手順5の修復を先に試し、それでも戻るなら入れ直しに進む順が手堅いでしょう。
Windows 11 なら、「設定」→「システム」→「回復」の「Windows Update で問題を修正する」で「今すぐ再インストール」を選びます。アプリ・ファイル・設定は残したまま、今の版の Windows を入れ直せます。作業中は電源とインターネットにつないだままにしてください。
Windows 10 には、この項目がありません。Windows 10 は2025年10月14日でサポートが終わりました。それ以降の更新は、拡張セキュリティ更新(ESU)に登録したパソコンに届く形です。
詳しい人やメーカーの窓口に相談するなら、更新の記録の場所を伝えられると話が早く進みます。更新の処理は「C:\Windows\Logs\CBS」の中の CBS.log に書き残され、公式の資料もこのファイルで「ERROR_INVALID_DATA」を探す方法を案内しています。中身を自分で読み解く必要はありません。
Windows のインストールの途中で出るとき
Windows を新しく入れるときや、大型アップデートを手で進めるときは、番号が「0x8007000D-0x2000C」のように2つ並ぶことがあります。前半が結果コード、後半が拡張コードです。
Microsoft のアップグレードのエラー コードの資料では、拡張コードの読み方が次のように決まっています。
| 拡張コードの位置 | 意味 | 0x2000C の場合 |
|---|---|---|
| 最初の桁 | 止まった段階 | 2=セーフ OS の段階(SAFE_OS) |
| 最後の2桁 | していた作業 | 0C=イメージの適用(APPLY_IMAGE) |
0x8007000D-0x2000C なら、Windows の本体を書き込む作業の途中で「データが無効」になった、という読み方です。この場合は、使っているインストール用のデータを疑います。
- ダウンロードしたインストール用のファイルを消して、取り直す
- USB メモリで入れているなら、別の USB メモリでメディアを作り直す
- USB メモリは、パソコン本体の別の差し込み口に挿して試す
拡張コードは Windows の版によって変わることがある、と資料にも書かれています。表の読み方は、どの段階で止まったかの見当をつけるための目安にしてください。
似た番号との違い
末尾が違うだけの番号は、意味が近くても、最初に手を付ける所が変わります。どれも Microsoft のWindows Update の一般的なエラーに載っている定義です。
| 番号 | 公式の説明 | 違い |
|---|---|---|
| 0x8007000D | 無効なデータがダウンロードされたか、破損が発生した | 届いたデータの中身が正しくない |
| 0x80070002 | 指定されたファイルが見つからない | ファイルそのものが無い |
| 0x80070570 | ファイルまたはディレクトリが破損していて読み取れない | 置き場の部品が壊れている |
| 0x800f081f | パッケージまたはファイルのソースが見つからない | 修復に使う元が無い |
同じパソコンで 0x8007000d と 0x80070570 が交互に出るなら、データの取り直しだけでは片づかないことがあります。その場合は手順5の修復を先に進めてください。保存先のドライブ自体の調子も、あわせて確かめておくと安心です。
よくある質問
Q1. 0x8007000d が出たまま使い続けても大丈夫ですか?
パソコンはそのまま使えますが、失敗した更新は入っていない状態です。セキュリティの修正も届かないので、時間のあるときに手順1から進めてください。Windows Update は時間を置いて自動で再試行するため、次の回に通ることもあります。
Q2. 手順3で作った「SoftwareDistribution.old」は消してもいいですか?
退避させただけのフォルダーなので、すぐに消す必要はありません。更新が通り、しばらく使って問題がないことを確かめてから、削除を考えれば十分です。
Q3. 更新の部品のリセットで、自分のファイルは消えますか?
消えるのは、Windows Update が使う一時的なデータの置き場だけです。ドキュメントや写真などの自分のファイルには触れません。
Q4. 「今すぐ再インストール」で入れ直すと、アプリは消えますか?
Microsoft の案内では、アプリ・ファイル・設定は残したまま入れ直す機能です。ただし作業の途中で電源が切れるなどの事故に備えて、大事なファイルは外付けのドライブやクラウドに退避してから進めてください。
Q5. ウイルス対策ソフトが原因のことはありますか?
市販の保護ソフトが更新のファイルの扱いに割り込み、更新が失敗する例は公式の資料にも挙がっています。手順3まで進めても直らないなら、保護ソフトを一時的に止めて更新を試し、終わったらすぐ元に戻してください。
まとめ
0x8007000d の要点
- 意味は「データが無効です」。更新のデータが壊れて届いたときによく出る
- Windows Update なら壊れたデータを捨てて取り直すのが基本
- 順番は再起動→トラブルシューティング→部品のリセット→手動の入手→修復
- 再起動で元に戻るなら、Windows 11 は「今すぐ再インストール」まで進む
- インストール中の -0x2000C などは、インストール用のデータを作り直す
※設定画面の名称や項目の場所は、お使いのWindowsの版や更新の状況により異なる場合があります。本記事はデスクトップ版Windows(10・11)での操作を前提に、2026年10月時点のMicrosoftの公開情報をもとに整理しています。コマンドの実行やシステムの修復は、大事なデータを退避してから行ってください。会社や学校で管理されているパソコンは、管理者の指示に従ってください。

